健診を毎年受けていますか? 40歳からは、年に1回健診を受けるように決められています。それはお勤めしている人だけではなく、ご家庭の奥様も同じです。さあ、今年こそは健診デビューしましょう!
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40~74歳の全員が対象「特定健診」
特定健診は、生活習慣病を予防するために、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した健診で、40〜74歳の被保険者および被扶養者を対象に実施しています。そもそもメタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の蓄積に、高血圧、高血糖、脂質異常が重なっている状態のことです。これが続くと、動脈硬化が進行し、心疾患や脳血管疾患を引き起こす危険性が高くなります。

家族のためにも、年に一度の健診受診を
特定健診の受診率をみると、被保険者に比べてご家族(被扶養者)、とくにご家庭の奥様が低い傾向にあります。家事や育児などが最優先で自分のことは後回しになりがちですが、もし、今奥様が倒れてしまったら、ご家族はもっと困ってしまいます。自分のため、ご家族のため、年に一度は健診を受けましょう。

特定健診を受けるメリット
メリット1 病気を早期に発見
血圧も、血糖値も、コレステロールも、かなり数値が高くても自覚症状はほとんどありません。自覚症状が出て受診したときには病状がかなり進行していたというケースも多いのです。どこも悪くないときから定期的に健診を受け、経年変化も確認することで、病気を早期に見つけることができます。
メリット2 体も医療費も負担軽減
健診を受けずに病状がかなり進んでからの治療は体に大きな負担です。心臓病や脳卒中になると、命を取りとめても重い後遺症という負担も加わります。そして何より、医療費が大きな負担になります。年に一度健診を受けて大病を防ぐことで、医療費の節約にもなるのです。